思い立ったら吉日Blog

東京在住1983年生まれの独身女性が徒然なるままに書いてます。

シングルアラフォー女性の終の棲家探し~UR賃貸~

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長々と、年収300万円頭金50万円しか用意できない独身アラフォーの私つよきが家を買えるかどうかについて書いて参りました。

今回は、「礼金ナシ、保証人ナシ、仲介手数料ナシ、更新費ナシのUR賃貸を検討してみたよ」という視点からブログを書いていきたいと思います。

私と同じ、年収300万円くらいのいわゆる低所得者の方を対象に書いていきますので、中流階級以上の方はご遠慮ください・・・( ̄▽ ̄;)

読んでもタメにならないですから。。。

ねっ。

高齢になると賃貸借契約が結べない・・・!?

正直、新築にしろ中古にしろ、住宅ローンという多額の借金するんだ・・・って思うと、「途中で払えなくなったらどうしよう」とか色々心配はあるわけです。

その時は自己破産すりゃいいだけなんですけど、そうするとどうしてもそのほかの資産も換価されて持って行かれちゃうんでね~。当たり前ですけど。

え、換価されるだけの財産あるのかって?
まあ少しくらいはあるさ。

独身アラフォーが一生賃貸で何が不安かと言えば
「賃貸借契約を締結してもらえない」
これだと思うんです。

偶然聞いてしまったのですが、
お友達のお母様(63歳、定収有り)が新しく賃貸しようと不動産屋さんに行ったところ、
「ご年齢のこともあるので、お子さんのお名前で賃貸借契約を結んでください」と言われたそうです。

元気で毎日働いていて、定収入もあるのに、高齢になってくるとこのように賃貸借契約を結んでもらえない、ということがあるというのは情報としては知っていましたが、まさか身近に実体験された方がいらしたのは初めてのことでしたので、少し動揺しました。

このほかにも、高齢独身者は「親族(例えば甥っ子や姪っ子)に契約者になってもらってくれ」「親族(例えば甥っ子や姪っ子)に連帯保証人になってくれ」など言われたりすることもあるそうです。

家賃の不払い、孤独死されたときのリスク、認知症で部屋の中の設備を壊されたときのリスク、そういうのを考えると、貸す方ももちろん、高齢者だと少し躊躇しちゃうんだろうな、というのは気持ちとしては理解できるので、「そりゃありえないっしょ」とも言えません。

そして実は、物件探しの時に、独居老人の方のお家を内覧させてもらいました。
施設に入居することになったみたいなのですが、もう部屋の中が・・・、、、

私の大嫌いな黒い素早いアイツがウロウロしてて、「あ、これが独居老人の生活なのか」と思いました。

もう本当に、「今朝出て行ったのかな」という状態を見せてもらって・・・(というか、そんな状態の部屋を見せられたら、いくら「これから全部キレイにしますから」と言われても買う気失せますよ・・・)。

 

そんなわけで、私もこのままだと高齢になったとき、甥っ子や姪っ子に迷惑をかけることになるかもしれないと思うと、それだけは回避したい。

もちろん、家賃保証会社を使うという方法もあると思います。
しかし、高齢者になると、この家賃保証会社から契約を拒否されるんだそうです。

よって、家賃保証会社はあるけれど、契約してもらえないからやっぱり高齢になると賃貸借契約が難しくなる・・・というのげ今のところの現実だそうです。

一応、国も「これじゃいかんよね」ということで、2001年4月に「高齢者の居住の安定確保に関する法律」が施行されたそうです。

 

この「高齢者の居住の安定確保に関する法律」なんですけど

「この法律は、高齢者が日常生活を営むために必要な福祉サービスの提供を受けることができる良好な居住環境を備えた高齢者向けの賃貸住宅等の登録制度を設けるとともに、良好な居住環境を備えた高齢者向けの賃貸住宅の供給を促進するための措置を講じ、併せて高齢者に適した良好な居住環境が確保され高齢者が安定的に居住することができる賃貸住宅について終身建物賃貸借制度を設ける等の措置を講ずることにより、高齢者の居住の安定の確保を図り、もってその福祉の増進に寄与することを目的とする。」(第1条)

 

って読むの疲れるくらい長々書いてますけど >高齢者が連帯保証人をたてられない場合に、一般財団法人高齢者住宅財団が連帯保証人となることで、大家からの「連帯保証人を付けて」という要請を担ってくれる財団があるようです(参考HP:家賃債務保証 | 一般財団法人 高齢者住宅財団 )

 

だけどねぇ~
法律作ったからってすぐに状況が変わるとも思えないし、時間が経ってきちんとこれが活かされるのかい・・・?

高齢でもいいよと言ってもらえるのは、大変失礼ですが、風呂無し、トイレ共同、畳6畳一間、築4(ピー)年などの「〇〇荘」というような物件になりそう・・・。

今住んでらっしゃる方には大変失礼な発言ですが・・・個人的には嫌、かなぁと・・・。

そこで私考えました。

UR賃貸なんてどうだろうか、と。

UR賃貸とは

UR賃貸とは、

礼金ナシ、保証人ナシ、仲介手数料ナシ、更新費ナシ、ということでとっても魅力的な条件でお部屋を借りることができそうなのです。

東京では最近CMを流していることもあってご存じの方も多いかもしれませんね。

UR賃貸の入居条件

①申込者本人の平均月収額が基準月収額以上ある方
日本国籍の方、またはURが定める資格を持つ外国籍の方で、継続して自ら居住するための住居を必要とする方
③単身者もしくは現に同居し、または同居しようとする親族のある方
④申込者本人を含めた同居世帯全員が、URが定める入居開始可能日から1か月以内に入居でき、物件内で円滑な共同生活を営むことができる方
⑤申込者本人を含めた同居世帯全員が暴力団員などではない方

参考:お申込み資格|URの借り方|UR賃貸住宅

①の条件ですが、端的に言えば最低年収300万円以上あればいいようです。
例えば私のような単身者の場合は以下の基準月収。

家賃額 基準月収額
62,500円未満 家賃額の4倍
62,500円以上20万円未満 25万円(固定額)
20万円以上 40万円(固定額)

家賃62,500円未満の方は、月収がその4倍、25万円ないと申し込み資格を充たさないことになります。

といっても、平均月収額とは「毎月の給料とボーナスを合わせた過去1年間の収入の合計額を12で割った額」のことだそうです。

つまり、ボーナス込みでもなんでも年間300万円もらってれば基準は満たすことになります。
まあ、家賃15万円で年収300万円じゃ厳しいと思いますが・・・。

この条件を充たさないと絶対に入居できません、というわけでもなく、他にも入居できる条件があるのですが、ハードルが高い。

それが貯蓄基準制度というもので、これは

「家賃に関係なく、家賃額の100倍の貯蓄」

これがあれば入居条件クリアになるみたいです。
家賃が60,000だとしても600万円の貯蓄が必要になるみたいですね( ̄▽ ̄;)

個人的には「それなら頭金にして家買うわ」と思いますが、地震だったり修繕費だったりで面倒という方は賃貸がいいのでしょう。

ここは自分の価値観なので、どちらを選んでも自分にとってベストになるといいですね(*'ω'*)

実際物件を見てきた

新築マンションも無理そう、中古マンションも無理そう、このままだと一生賃貸生活になりそうという覚悟を決めるしかないんだけど、それでも2年に1回やってくる更新費とかどうにかならないかなーーー
ということで目を付けたUR賃貸。

さっそく問い合わせをしたところ、我が家の隣駅でちょうど空室が出た!
ということで内見させてもらいました。

内見までの流れはこんな感じでした。

①住みたいURの物件を管理している店舗に問い合わせる
②UR店舗から回答をいただき、当日はURの店舗に伺う
③記入シートに記入後、タクシーで一緒に物件に向かう
④10分くらい内見した後、一緒にタクシーでUR店舗に戻る

困ったこと

実はこの日困ったことがあったんです。
それは、URの店舗で対応してくださった方が、「よく分からない」を連発したこと(笑)

担当者さんによるのかもしれません。
物件によるのかもしれません。

だけど私には今回お世話になった営業さんからは「とにかく私は申し込んできた人が入居するかどうかだけが大事。入れたあとのことは知らないし、入る事情も出ていく事情も関係ない」という印象を受けてしまいました。

私が問い合わせた物件なのですが、問い合わせた時点で「定期借家契約です」と事前に言われていました。
定期借家契約とは、「1年だけ住んでいいけど、1年経ったら出て行ってね、更新できませんからね」という、期間限定で住める契約、ということです。
別に1年縛りなわけじゃなく、2年で出てね、とか期間が決まってて更新できない契約です。

店舗で、「この物件は定期借家ということですが、いつ頃までの契約ですか?」
「えーっと少々お待ちください」(裏に下がる)「令和7年まででございます」

「令和7年以降は、この建物はどうなるんですか?建て替えされるんでしょうか?」
「えーっと、それは私たちには分からないんです。管理の者が決めるので。」

「今住んでる方たちは、その時期になったらどうなるんですか?どこかほかにお住まいを見つけて、建て替えが終わったら優先的にこちらに戻れるんですか?」
「えーっと、それもそれぞれの方たちがご判断されると思いますので私たちの方では分からないですね」

「どんな年齢層の方が住んでらっしゃるんでしょうか。左右の方とかどんな方かなんて教えていただけますか」
「えーっとちょっと私の方では分からないんですよ」

「この物件は、建て替えされるとしたら原状回復はどうなりますか。クーラーは自分で設置する必要があるとのことでしたけど、数年のためにクーラーの設置と撤去作業が発生するんですよね」
「原状回復ですが、えーっとお待ちくださいね・・・。(裏に下がる)原状回復の必要ありですね。」

ということで、私が不動産屋さんに必ず聞く「上下左右にどんな人が住んでいるのか」なども分からないし、そもそも定期借家終わった後その建物が本当に取り壊されるんだか、それとも大規模修繕されるんだかも分からない。

今まで住んでた人たちにも、順次定期借家契約に切り替えてもらっているが、建物を建て替えるなりしている間、住民の人がどうするのかも知らない、というスタンスでした。

都営住宅では、住宅に困ってる人が住む場所なので、建て替えのときは他の都営住宅に一時引越しの措置なんかが取られると聞いたことがあります。

URはその点、年収300万あれば住めちゃいますから、都営住宅に住んでる方と同じように「立て替えてる間の住処を確保して!」というのは筋違いなのかもしれません。

 

結局どうしたか

結局、私が内見に行かせていただいた物件は本当に数年しか住むことができない物件だったので、今回はお断りすることにしました。

かくなるうえは、私がなんとか引越しできそうな50~60歳代になったときに、築20年くらいのURに引っ越しをするか・・・。

今回私が内見した建物も、勝手に逆算したところ、どうやら築50年で建て替えをするようです。

うーん、やっぱりマンションって築50年くらいで建て替えするもんなんですかね~( ̄▽ ̄;)

そこのところを見極めないと、高齢になった時に追い出される危険性大かな、と。

お役所仕事的に処理されそうなので…。

それに、今のところUR賃貸って割高なイメージですね。

安い物件は不便&築年数が古い!

普通に家に住むだけなのにこんなにも苦労しなきゃいけないんですね・・・。

独身つよきの老後対策は、まだまだこれからも続くのでありました・・・。